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平日の結婚式って実際どうなの?〈メリットとデメリット〉を教えて!

2018/06/18
 
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元ウェディングプランナーで大阪在住の専業主婦。 天然ボケすぎる夫とオマセな2歳の娘、どこでも寝るチワワと暮らす30代。

 

今週は『ヒルナンデス』で、<6月の花嫁を祝福したいンデス!>と題して、平日に結婚式を挙げているカップルの様子を生中継で紹介していますね!

あえて平日を選んだカップルに当たったスポットライト。

興味がある人は少なからずいるけれど、実際に選ぶ人は少ないからこそ見てみたい! というところでしょうか。

 

平日に結婚式を挙げるのって実際にどうなの?

働き方の多様化や式場の平日プランの充実などを背景に、年々増加傾向にある平日の結婚式。

基本的には平日がお休みの職場で働くカップルが選ぶことが多いです。

ですがそれ以外でも、あえて平日婚が選ばれる場合があります。

平日だからこそ叶えられることが沢山あるからです。

平日に結婚式を挙げるメリットとデメリット。

平日に結婚式を挙げる際に、絶対に気をつけるべき点についてお話しします。

 

メリット

  • 最大のメリットはこれ! 『お得プラン』の充実

多くの結婚式場では、平日限定のお得なプランが設定されています。

土日の結婚式が主流である中、会場の稼働率をあげるための方策のひとつですね。

見積もり金額はそのままでお料理がグレードアップできたり、会場の使用料や衣装代の割引などで100万円ほどお得になる会場も!

冒頭で紹介した『ヒルナンデス』でも、平日の料金がいかにお得かがフリップで出されていました。

(生中継で実際のカップルを映しているわけだし、「割安な結婚式です!」みたいな感じは、個人的にはちょっとどうかと思いましたが。視聴者のニーズもありますからね・・・!)

 

  • 会場を貸切にできるため、ゲストとゆっくり過ごすことができる

週末、それも春や秋などのウェディングトップシーズンともなると、会場によっては一日に何件もの結婚式が入っているという状態です。

会場側は全てのお客様のために、それはもう必死でタイムスケジュールを守ります。

時間が押し気味の場合には、ゲストとゆっくり歓談したり、記念撮影を思う存分にできないことも。

これに対して平日は会場を貸切にできることがほとんどなので、バタバタとした印象になることもなく、

時間をある程度自由に設定できたり、プライベート感のある演出を楽しむこともできたりします。

 

  • 人気シーズンでも直近の予約がとれる! 大安友引などの良いお日柄が選べることも

よく驚かれるのですが、人気シーズンの土日でしかも大安友引となると、1年以上前から予約が埋まっているケースも珍しくありません。

どうしてもここで結婚式を挙げたい!という会場がある場合や、お日柄を気にする場合、

また、たとえば授かり婚や転勤などの都合で急いで結婚式の準備をする場合にも、平日は予約が取りやすいです。

 

  • 友人や知人の結婚式とかぶらない

仲の良い友人同士って、周りの結婚ラッシュもだいたい同じ頃だったりしませんか。

誰かと日程がかぶってしまった場合、一番の親友に結婚式に来てもらえないなんて切ない状況になることも。

平日であればその心配はほとんどありません。

 

  • スタッフの質が上がる場合も

これはちょっぴり裏事情ですが。

週末など、何件もの結婚式が控えていて大忙しの場合には、臨時のアルバイトスタッフが大活躍しています。

もちろん皆さんプロ意識を持って業務にあたっていますが、研修をかさねた常勤スタッフにはやはり敵わない部分があります。

またスタッフも人間ですので、忙しさのあまり疲弊すると、最大限のパフォーマンスができなくなります。

平日であれば、基本的には精鋭の常勤スタッフたちが注力してくれるので、行き届いたサービスが期待できます。

来ていただいたゲストを丁寧にもてなすためにも、サービスの質は見逃せませんね。

 

  • 土日休みのゲストが堂々と有給消化できる

このメリットだけで平日婚を選ぶカップルはいませんが。

おまけ的なメリットということで。

 

 

デメリット

  • 出席できないゲストが出てくる

平日休みの人も増えてきているとはいえ、土日休みの方がまだまだ主流の世の中。

ゲストが土日休みの方ばかりの場合、極端に出席率が下がってしまいます。

 

  • 配慮に欠ける、非常識と思われてしまうことも

形式や常識を重視するゲストや親族がいる場合、かなり注意が必要です。

結婚して早々、身勝手な夫婦とレッテルを貼られかねません。

 

平日に結婚式を挙げるなら、絶対に気をつけるべきポイント

  • 必ず両家で相談し、了承を得ること

平日の結婚式に難色を示す親族がいるなら、よほど譲れない事情がない限り、やめておくことをオススメします。

結婚式はこれまでお世話になった方や、これからもお世話になる方に感謝を伝える場でもあります。

だからこそ、決して自分たちの都合だけで進めないようにしてください。

 

  • ゲストに無理強いをしないこと

結婚式に招待されたら、基本的には出席してお祝いしたいと考えるものです。

明らかに来ていただくことが負担になると分かる方を無理やり招待する必要はありません。

たとえば日中に身近な親族だけで挙式と食事会を行い、夜に結婚披露パーティーを催してそちらへ招待するなどすればよいのです。

 

  • 日取りはよく考えて!

たとえば遠方からのゲストがいる場合、週のど真ん中で結婚式を設定してしまうと、負担がとても大きいです。

日帰りで往復してくださいとは言いづらいですよね。かといって宿泊となると連休をとっていただくことになります。

遠方のゲストが土日休みなのであれば、せめて月曜か金曜に結婚式をするなどの配慮をしましょう。

 

  • 時間帯を工夫しましょう

土日休みのゲストが多い場合でも、たとえば金曜日のアフター5であれば、仕事を休んでもらうことなく出席してもらえます。

夜景や花火などの演出を楽しんでもらえる会場を選んでみるのも素敵ですね!

 

まとめ

一番大切なことは、来ていただくゲストへの配慮を欠かないということです。

それさえ守れば、意外にも平日の結婚式にはメリットがたくさん!

検討してみる価値は十分ありそうです。

 

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元ウェディングプランナーで大阪在住の専業主婦。 天然ボケすぎる夫とオマセな2歳の娘、どこでも寝るチワワと暮らす30代。