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ジューンブライドは人気?実際どうなの?教えて!

2018/06/18
 
この記事を書いている人 - WRITER -
元ウェディングプランナーで大阪在住の専業主婦。 天然ボケすぎる夫とオマセな2歳の娘、どこでも寝るチワワと暮らす30代。

6月といえばジューンブライド。

今週はヒルナンデスで <6月の花嫁を祝福したいンデス!> と題して、連日実際の結婚式が生中継で紹介されていますね!

6月の結婚式はやっぱり人気?

結論からいうと、実は6月に結婚式を挙げる方は特別多いわけではありません。

ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、

挙式を実施した月で1番人気は10月。次いで11月。6月については4月と同率で5番目の人気であるとのこと。

ざっくりの比率でいうと、100組のカップルの内およそ9組が6月に結婚式をしましたよというデータ。

(いずれも全国推計値を参考にしています)

 

そもそもジューンブライドってなに?

直訳すると「6月の花嫁」となるわけですが、どうして6月だけ特別? と思いませんか?

元々はヨーロッパの言い伝えや慣習

ヨーロッパでは古くから「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」といわれてきました。

ローマ神話に登場する神主ユーピテル(ギリシャ神話ではゼウス)の妃で、結婚や出産を司る「Juno(ジュノ)」が守護する月が6月であることから、彼女にあやかって。

あるいは、かつてヨーロッパでは3~5月は農作業の妨げになるとして結婚が禁じられていたため、解禁となる6月に多くのカップルが結婚式を挙げ、祝福ムードでいっぱいだったことから。

などなど、由来は諸説ある模様。

 

どうして日本でも広まったの?

大雑把に言ってしまえば、ウェディング業界の戦略。

バレンタインデーのチョコレートと似たようなものです。

ヨーロッパで6月は一番天候の良い月ですが、日本は梅雨の真っ只中。

じめじめと雨の多い季節にあえて結婚式をするカップルは一体どれほどいるでしょう。

売上げの落ち込みやすい6月にババーンと「6月に結婚すると幸せになれます!」と銘打ったわけです。

 

まとめ

ジューンブライドは、これから結婚式を考える方たちにとって、意外と穴場的な存在です。

どうしても青空の下でガーデンウェディングがしたいんだ! という方には無縁ですが、

割引プランの設定をしている会場も多く、また雨なんて梅雨に限らず降るものなので、どこの会場も雨天時の対応はきちんと考えてあるものです。

紫陽花をコーディネートの中心にもってきたり、傘を使った演出を考えてみたり。

この時期だからこその、季節感たっぷりの結婚式はとっても素敵です。

「雨降って地固まる」ともいいますしね!

足を運んでいただくゲストへの配慮は欠かさずに、ジューンブライドで幸せな花嫁、目指してみませんか?

 

 

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元ウェディングプランナーで大阪在住の専業主婦。 天然ボケすぎる夫とオマセな2歳の娘、どこでも寝るチワワと暮らす30代。